前々から「小学校に入ったら僕が買い物に行ってあげる」と言ってくれていたんだ。
彼にとって「小学生」は「無敵」って感じみたいで小学生になったらなんでも出来る!!って
かなり張り切りモードでいるみたい。
昨日のお昼、ホットケーキを作ろうと思ったら牛乳が無くって、買いに行こうと思ったんだけど
牛乳くらいならいつも一緒に買い物に行った時に取って来てくれるからわかるだろうと言う事で
頼んでみる事にした。
弟とゲームをやっていたから嫌がるかな~って思ったんだけど、「お使い頼んでいい?」と
声をかけてみたら意外にもあっさり「うん!!いいよ!!行く行く!!」と言う返事が。
大急ぎで仕度して、10元を渡すとさっさと行こうとするので、念のために牛乳のパックを見せて
「これと同じのを2つ買ってきてね。」とお願いしたんだけど「うん、うん!わかった!」と
もう今すぐにでも行きたい!って言う感じが伝わってきた。
慌てて靴を履き、10元札をピラピラさせて家を出て行こうとするので、「お金はポケットに」
って言うと「うん」とピラピラのまま押し込もうとする。
「半分に折って入れたら?」と言うと「うん!」と言われたように折ってポケットへ押し込んだ。
そして見送る私を振り返りもせずエレベーターへ乗り込んだ。
その後すぐに「10元で足りるかな~?足りなくて買えなかったって泣いて帰ってくるかな?」と
ちょっと心配になってきちゃった。
マンション降りてすぐにあるスーパーだし、車は大丈夫だけど、自転車にぶつかってないかとか
デモがあったばかりで落ち着きのない時期に一人で出してしまって軽率だったかな?とか
たった5分くらいの間だけど、いろいろ考えてしまった。
ダーリンは違う意味でドキドキワクワクしながら帰りを待っていたようだ。
本当はこっそりついていって様子を見てみたかったんだろうな。私もだけど。
そして5分後に帰ってきた彼の顔は仕事をやり終えた充実感に満ち溢れていた。
とても嬉しそうな顔をしていた。私も嬉しかった。
しかし持っている袋の中には、2個頼んだはずの牛乳が1個。
「お金足りなくて1つしか買えなかったの?」と聞くと「う~ん何個かわかんなくって~」と
やっぱり浮かれていたから数までは頭に入っていなかったようだ。うふふ。
そしてお釣りとレシートは袋の中にきちんと入っていた。
聯華のおばちゃんが気を利かせて入れてくれたんだな。
ダーリンも「よく一人で行けたね~!!えらいね~!」とべた褒め。
長男はとっても得意げな満足げな顔をしていた。たくましくなったな~と母も嬉しいよ。
「またいつでもなにか買い忘れたものとかあったら僕に言ってね!」と自信満々だった。
そんな様子を見ていた次男はうらやましかったらしく「僕も練習する」と言い出した。
一人は無理だから、兄と一緒にねと言う事で、今度お願いする事にしよう。
その話とは別に、最近買い物に行くとレジで必ず「僕にお釣りを分けてくれ」と言う長男。
私にはその意味がずっとわからなくって。でも昨日やっとわかった。
彼はお金が欲しかったんだと言う事が。でも、レジで言うなよ・・・物乞いか?
どうしてお金が欲しいの?と聞くと「いっぱいためて、パパにタバコを買ってあげたり
ママにも何か買ってあげたり、ご飯食べに行って足りない時に僕が出してあげたり・・・」と。
なんていい子なの~(泣)うちはそんなに貧乏に見えるの~??(号泣)
そういえばこの前外食した時に、メニューを見たパパが何気なく「高いな~」と言ったんだ。
その時に「ああ~僕がおとしだまを持って来てパパにあげればよかったな~」と頭抱えていた。
お釣りをくれと言い出したはそれよりもずっと前からだったから、
どうしてそう思うようになったのかわからないままなんだけどね。
そんなこんなで、ただでお金をあげるわけにも行かないので、家族会議?の結果
お手伝いのお駄賃として1元とか1角とか小銭をあげる事にしました。
そこで楽しく貯金をするために貯金箱を用意する事にしました。
牛乳パックで作ると言ってたんだけど、味のりが入っていた透明なプラスティックの
ふた付の入れ物がちょうど2個あったので、ふたの部分に穴をあけて
名前を書いたりシール貼ったりしてそれぞれの貯金箱を作りました。
次男は私が名前と「ちょきんばこ」と書いてあげたんだけど
長男はなぜか国旗のマークを書いてました。しかも「イスラエル」・・・どうしてイスラエル?
この辺の趣味が母には理解できないのだけども、本人がそれでいいならそれでいいよ。
2人とも今のところ2元1角7分入ってます。早くいっぱいになるといいね~!!
いっぱいお手伝いしてね~!!!
ちなみに私もお駄賃用の小銭を入れる貯金箱を用意しました!